実は色々な所に潜む寄生虫「条虫」。時には深刻な症状に繋がることも。。ここでは、条虫の代表例を紹介します。

無鉤条虫. 出典:Wikimedia Commons(public domain), copyright@CDC
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概要

条虫とは、扁形動物門の条虫網に属する寄生虫の総称。
成虫は、きしめんの様な形態と「サナダムシ」の別名を持つ。
食中毒の原因となる条虫は、多種多様であり、魚類を感染源とするもの、カエル・ヘビを感染源とするもの、食肉を感染源とするものなどがある。

日本海裂頭条虫

2007年~2017年3月の報告例は439件。
あくまで報告例であり、実際はこの数倍が潜在すると推定される。
詳細(症状・予防法など)

広節裂頭条虫

日本には分布しないが、世界的に広く分布する。
日本海裂頭条虫に非常に良く似た別種。
日本でDNA診断された症例は2例。
→詳細は、日本海裂頭条虫に併記した。

クジラ複殖門条虫(大複殖門条虫)

これまでに約290例が報告。
ヒトに侵入する際の姿は、裂頭条虫同様、アニサキスに似ている。
小腸に寄生し、下痢・便秘・腹痛などの軽い症状を起こす。
中間宿主がまだ十分に解明されていない。(イワシ類・サバ・カツオと言われている。)

テニア症(有鉤条虫・無鉤条虫・アジア条虫)

1990~2017年3月までの合計報告例は183例。
典型症状は、満腹感、反復性の下痢や便秘。
原因となるのは、無鉤条虫・有鉤条虫・アジア条虫。(特に有鉤条虫は深刻な症状を引き起こしうる。)
それぞれの詳細
無鉤条虫
有鉤条虫
アジア条虫

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参考文献

[1]国立感染症研究所
[2]東京都福祉保健局


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